フランスのサルコジ元大統領は現地時間10月21日、パリのラ・サンテ刑務所に赴き、正式に収監されました。

サルコジ氏は、側近と共謀して、リビアの元指導者・故カダフィ大佐側に選挙資金を提供するよう働きかけた疑いで、今年9月25日にパリの刑事裁判所により懲役5年の実刑判決が言い渡され、刑期の一部は自宅での電子監視付き執行が認められています。

刑事裁判所の主任判事を務めるナタリー・ガバリノ氏は、サルコジ氏が2005年から2007年にかけて、「2007年の大統領選挙戦において、側近や政治的支持者らがリビア政府に資金提供を要請することを容認した」として、「共謀罪」で有罪判決を下しました。

サルコジ氏は裁判終了後、自身の「無実」を主張し、判決結果に対して控訴する意向を示しました。フランスメディアが司法当局の情報として報じたところによりますと、サルコジ氏の控訴申し立てにもかかわらず、司法当局は控訴審の開始前であっても法に基づいて刑期の執行手続きを開始し、服役の手配を通知したということです。(提供/CRI)

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