米国連邦政府の一時閉鎖が3週目に入っている中、与野党が互いに責任を押しつけ合っています。米国民主党下院トップのハキーム・ジェフリーズ院内総務は現地時間10月20日、「共和党が政府閉鎖を放置し、民主党との交渉を拒否した」と非難しました。

一方で、マイク・ジョンソン米下院議長(共和党)は、「民主党は利己的で危険な政治的パフォーマンスを演じ、国民を傷つけている」としています。与野党の議員たちは互いに相手が無責任かつ政治的手段をもてあそんでいると非難しています。

米上院多数派トップのジョン・スーン氏は現地時間10月21日、「共和党は引き続き下院が採択したつなぎ予算案の成立を急ぐとともに、民主党が政府の再開に同意するよう要求した。今のところ、民主党との新たな交渉計画はない。民主党が先に解決案を打ち出すべきだ」と示しました。

民主党は交渉による問題解決の姿勢を堅持しています。米連邦議会上院のコーリー・ブッカー議員は、「医療保険料の上昇により、国民の負担が増している。与野党が協力してこそ、問題を解決できる」と指摘しました。

米国史上最長の政府閉鎖はトランプ氏の最初の任期中に起きたもので、35日間続きました。今のところ、与野党間の膠着(こうちゃく)状態には出口が見えず、今回の政府閉鎖期間は最長記録を塗り替えるだろうと見られています。(提供/CRI)

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