中国最大の人型ロボット訓練場がこのほど北京で正式にオープンしました。各種人型ロボットはここで「訓練」を受け、将来の大規模化応用の準備をすることができます。

北京市石景山区にある全国最大の人型ロボットデータ訓練センターは敷地面積が1万4000平方メートルあり、人型ロボットの「技能訓練学校」に相当します。人間と同様に、ロボットもまず学科と専攻を選びます。センターでは製造業インテリジェント化、生活サービス、スマートヘルスケアなど16の細分化された分野の専攻を設けています。

生活サービスシーンには、スーパーの商品棚、宅配ボックス、各種家具などが設置されています。ロボットは衣類を畳んだり、ごみを捨てたり、商品棚から商品を取ったりする動作を学ぶことができます。

製造業インテリジェント化展示エリアには、電子製品生産ラインや自動車設備生産工場などが設置されています。

各ロボットにはそれぞれトレーナー2人が配置され、VR機器を装着し、さまざまな動作を手取り足取りで指導します。一部のトレーナーはモーションキャプチャーウェアを着用して、ロボットがシーンのデータを収集することをサポートします。

あるトレーナーによると、訓練場内にある100台近くのロボットはすでに運搬、巡回検査、配送など20以上の技能を身につけており、実行成功率は95%以上に達しているとのことです。最近になり生活サービス類の授業が特に急増しており、その理由は、多くの「雇用者」が関連分野の「卒業生」の入社を待っているからだということです。(提供/CRI)

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