中国SNSの微博(ウェイボー)でこのほど、韓国の豆腐に関する話題がトレンド上位入りの注目度を見せた。
その話題とは、「韓国人が『この先豆腐が食べられない』との心配を持ち始めた」というもの。
中国中央テレビ(CCTV)のアカウント「央視網」によると、韓国では豆腐の多くに輸入大豆が使われている。こうした中、大豆の輸入が減ったことで各地の豆腐加工工場が原料不足や生産停止の危機に直面しているのだという。
韓国北東部の江原特別自治道に位置する江陵市は豆腐を代表的な特産物としており、現地のある工場責任者は取材に対し「輸入大豆の在庫はもうすぐなくなる。江原特別自治道では40余りの工場が生産停止の危機に直面している」と語った。
中小企業の場合、原料の国産大豆への切り替えはコストの大幅な増加につながり、操業を続けられなくなるリスクは高まっている。こうした状況に韓国の消費者の間では豆腐価格の上昇や供給不足への懸念が広がっているという。(翻訳・編集/野谷)