台湾メディアのETtodayは23日、「日本人女性が台湾旅行に出発したものの、飛行機が到着して降りてみたらそこはまだ日本だった」と報じた。

記事は、「ある日本の女性ネットユーザーが初めての海外旅行に台湾を選んだが、ChatGPTに旅行プラン作成を頼りすぎた結果、大きなミスをしてしまった」とし、SNS・Threads(スレッズ)の投稿を紹介した。

それによると、女性は羽田空港から台湾に向けて出発したものの、飛行機を降りたところ愛媛県の松山空港に到着していたことに気付いた。台湾にも「松山空港」があるためチケットの予約を間違えたそうで、飛行機に乗ってからも全く気付かずに「悠々と本を読んで過ごしていた」という。

女性は「松山空港と台湾の松山空港(しょうざんくうこう)のチケット間違えて取ってたみたいで、飛行機降りてから気付いたの。みんな慰めてください。そして愛媛の松山周辺のおすすめを教えてください。まじ自分にドン引きだわ」とつづっている。

この投稿には「チケット料金も空港ターミナルも違うし、出国審査もなく、パスポートも使わなかったのに気付かないのはおかしい」などと真偽を疑う声も上がったが、女性は「私の松山間違いがダウトだと思う人は、私の渾身の台湾旅行計画メモをどうぞ」と旅行のために入念に準備したメモの画像をアップし、「今だに何故こんな過ちを犯したのか自問自答してる」とコメントした。

この投稿には台湾と日本のネットユーザーから多くの反応があり、「次はぜひ台湾に遊びに来てね!」「桃園空港を選んだ方が安心だよ」「ごめん、笑った。台湾は近いし飛行時間も短いから気付かないかも。せっかくだし愛媛旅行楽しんで」といった励ましの声や、「あなたは一人じゃない。台湾人でも同じことをやったことがある人は少なくない」「台湾人だけじゃなく、日本人も間違えるんだね」といった共感の声が寄せられた。

記事は、このほかにも親切なユーザーから愛媛の観光情報が紹介され、女性が道後温泉などを訪れたことを伝えた上で、「本来の目的地ではなかったが、彼女は気持ちを切り替えて愛媛の文化やグルメを堪能したようだ。

今回の『間違ったフライト』の旅はきっと忘れがたい思い出になるだろう」と結んだ。(翻訳・編集/北田)

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