2025年中国水素エネルギー産業大会が22日、広東省仏山市で開催された。大会のテーマは「イノベーションが導く水素チェーンのグローバル化」で、国内外の水素エネルギー分野の専門家や業界リーダーが集まり、水素の製造・貯蔵・輸送・利用といった全産業チェーンの発展、技術イノベーション、多様な応用シナリオ、そして世界的な供給体制などのテーマを巡って水素エネルギー産業の質の高い発展経路を共に探った。

中国新聞網が伝えた。

出席者らは、「水素エネルギーは国際的なエネルギー協力の重要分野となりつつある。優位性の相互補完と互恵・ウィンウィンの原則を堅持しながら、多様な方式・多分野における産業・技術協力をより一層進めることで、中国の水素エネルギー産業の発展をさらに推進し、世界の気候変動対策やエネルギートランスフォーメーションにより大きな貢献を果たすとともに、有益な解決策を提示する必要がある」とした。

大会では、「中国水素エネルギー産業の地域実践」や「『一帯一路』水素エネルギー国際協力フォーラム」などのテーマ別討論会が設けられ、業界をリードする新技術・新製品・新ビジネスモデルが多数発表された。また、併催された第9回中国(仏山)国際水素エネルギー・燃料電池技術・製品展示会では、世界の水素技術イノベーション成果が幅広く展示された。

水素エネルギー産業大会は今回で9年連続の開催となる。中国の水素エネルギー産業の革新力と発展可能性を世界に発信し、水素技術の国際的な実用化、企業集積、人材交流、資本連携のための協力プラットフォームを構築し、水素エネルギー産業の革新的発展の道筋を構想することで、グリーン化・低炭素化に向けたより多くの有益な解決策を提示している。今大会は中国国際経済交流センターが主催し、仏山市南海区人民政府が運営を担った。(提供/人民網日本語版・編集/ES)

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