中国南部の香港・珠海・マカオ大橋が10月23日、開通7周年を迎えました。この7年間、伶仃洋を横断する「世紀のプロジェクト」と言われた同大橋は、広東・香港・マカオグレーターベイエリア(大湾区)の共同発展を支える「スーパーリンク」となっただけでなく、貿易促進の強力なエンジンにもなっています。
珠海市拱北税関の統計によると、今年9月までに香港・珠海・マカオ大橋の珠海側の道路検問所を経由して出境した車両は延べ1893万1000台で、物品貿易総額は累計1兆2400億元(約26兆4000億円)に達しました。特に1~9月の物品貿易総額が前年同期比37%増の2288億8000万元(約4兆8800億円)に達しました。また、同期間中に同大橋の通関地を経由し、税関の越境EC管理プラットフォームを通じて輸出された貨物は同99.2%増の764億6000万元(約1兆6300億円)を超え、前年通年の輸出額を上回りました。同大橋の通関地は全国規模の越境直接購買モデルにおける輸出額の第2位に躍り出ました。
同大橋の通関地を経由する輸出入貨物の受領・発送サービスは中国本土の31省(直轄市・自治区)全域をカバーしています。伶仃洋に架かる同大橋は、「世紀のプロジェクト」から「経済貿易の動脈」へと変貌を遂げ、広東・香港・マカオの空間的距離を縮めただけでなく、グレーターベイエリア全体の貿易の安定成長に強力な原動力を注ぎ込んでいます。(提供/CRI)











