中国最西部に位置する新疆ウイグル自治区は、古来数多くの交易路が交わる極めて重要な地域です。かつての土の道や小道は「シルクロード」と総称され、現在は高速道路や貨物鉄道路線へと生まれ変わっています。
約2300年にわたり存在したシルクロード回廊は、中国およびアジア諸国と中東・欧州・ロシアを結んできました。現在では鉄道・道路・港湾から成る巨大なネットワークへと発展し、約150カ国との貿易拡大を目指しています。
かつては辺境の小さな町に過ぎなかったウルムチは、現在では人口400万を擁する都市へと成長し、地域全域を結ぶ鉄道・道路網に加え、今年4月には新しい国際空港が開港しました。同市には多数の線路を備えた大規模な鉄道貨物ヤードが整備され、欧州向けに1日平均3本の貨物を満載した列車が運行されており、今後数年の間に特にカザフスタン、キルギス、タジキスタンなどや、おそらくはアフガニスタンを含むイスラム教中央アジア諸国との国境地域においてさらに多くの一帯一路関連のインフラが完成するのに伴い、その本数は大幅に増加すると見られています。
中国はウイグル族の生活水準向上に向けた大規模かつ持続的な取り組みを推進しており、こうした政策は一帯一路の経済目標とも合致していると言えるでしょう。(提供/CRI)











