台湾メディアのETtodayは24日、日本での写真撮影であることをすると現地の人を怒らせることになり、警察に連れていかれることもあるとの記事を掲載した。

記事によると、日本在住の女性ユーザーがSNS・Threads(スレッズ)で「日本に旅行に行く皆さん、どうか現地の子どもの写真を勝手に撮らないで。

日本で母親をしている身としては背筋が凍る思い」と投稿した。

女性はSNS上で、子どもの写真がアップされ、「オレンジ色の帽子がかわいい」などとつづられているのを見たことを明かし、「称賛の言葉だったとしても親としては不安でたまらない」「吐き気がした。子どもを撮ってそんなことを書くって、一体何がしたいのかと思った」と心情を吐露した。

そして、「日本では他人の写真をネットに載せてはいけない。子どもの写真などは絶対にだめ。親が自分の子どもの写真を投稿する場合はこの限りではない」と説明。これまで子どもが通ってきたどの学校でも、「学校生活の写真をインターネット上に投稿することは禁止」と念を押されたとし、「本当に、現地の人を尊重してください」と強く呼びかけた。

この投稿は大きな注目を集め、「日本だけじゃなく、台湾でも勝手に撮ったらだめ」「沖縄でカメラを構えたら、通行人がすぐに避けてカメラに写らないようにする」「日本では以前、女性アイドルがSNSに投稿した写真の瞳に映った風景から住所を特定される事件があった。子どものプライバシーと安全は本当に心配だ」「日本旅行に行った時、ガイドから『子どもを撮ってはいけない』と強く注意されたので、きちんと守ったよ」「盗撮はどこの国でも不道徳な行為。お互いを尊重すべき。子どもならなおさら」といったコメントが寄せられた。

また、あるユーザーは「日本に行って撮影をしていた時、一緒にいた友人が休憩中に現地の子どもがかわいいからとつい写真を撮ってしまった。

すると、母親がすぐに寄ってきて制止し、警察を呼んだ。友人はすぐに写真を削除したけど、警察署に連れていかれて事情を聞かれた」との実体験を明かしたという。(翻訳・編集/北田)

編集部おすすめ