2025年10月23日、韓国・SBSは「子どもの身長を伸ばす目的で打つ成長ホルモン注射を、健康な30~40代女性が打つケースが増えている」と伝えた。
実際に成長ホルモン療法を行っているクリニックでは「アンチエイジング注射」などと宣伝しているのが見受けられる。
成長ホルモン欠乏症でもない健康な女性が老化防止のために成長ホルモン注射を受けても効果があるのか。
08年と17年に発表された米国の研究論文によると、成人に成長ホルモンを投与しても筋力や身体能力は向上しないことが分かっている。延世大学セブランス病院内分泌内科のク・チョルリョン教授は「アンチエイジング効果に科学的根拠は全くない」と話す。むしろ先端巨大症や糖尿病といった「副作用」が懸念されるという。
また、保険適用で成長ホルモン注射を受けた30~40代女性の数は20年に比べ400%急増しているという。国会保険福祉委員のナム・インスン議員は「疾病治療ではない別の目的で処方を受けたと疑われる」とし、調査の必要性を指摘している。
米国ではアンチエイジングや美容目的で成人に成長ホルモン注射を投与すると違法行為となる。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「医療者が根拠のない治療を勧めて金もうけとは。医師免許を剥奪すべきだ」「金を稼ぐために虚偽の宣伝をした医師や薬剤師は資格停止処分にしてもらいたい」「金に目がくらんだ医者が悪い」「成長し終わった大人が成長ホルモン注射を打ったら、老化が促進されるんじゃないの」「ホルモン注射はあとでどんな副作用が出るか分からない、本当に危険なものなのだ。











