2025年10月27日、韓国・SBS NEWSは、ある店員が店を訪れた幼い子どもに親しみを込めて「アンニョン(『こんにちは』に当たる韓国語のため口のあいさつ)」と声をかけたところ、保護者が「初対面なのに子どもにため口を使うのは失礼だ」と不快感を示したというエピソードが話題になっていると伝えた。

記事によると、接客業をしているAさんは、数日前に店を訪れた5~6歳くらいの子どもに「かわいいね、アンニョン」と話しかけた。

すると子どもも手を振ってあいさつを返したため、Aさんは笑顔で「また来てね」と声をかけたという。ところが、その場にいた保護者は「初対面なのに子どもにため口を使うのはおかしい」と不快感を示したという。

Aさんは「小学生以上には敬語を使っていたが、幼稚園児に対しては、みんなそう対応していると思っていた」とし、「今後は(園児にも敬語を使うように)変えるべきなのか悩んでいる」と明かした。

これについて韓国のネットユーザーからは「優しく声をかけた人にそんなことを言うなんて」「最近は本当に変な親が多い」「この親は他の子どもに敬語で話しかけているのか?」「間違っているのは店員ではなく、親の方」などの声が上がった。

また、「最近は他人と関わるのを嫌がる世の中だから」「韓国の礼儀教育と外国の個人自由主義が混ざっておかしなことになっている」「悪い人間がいるせいで、普通のあいさつも駄目になっていく」「もう知らない人には話しかけないのが正解だ」などの声も見られた。(翻訳・編集/樋口)

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