中国・広東省雲浮市羅定市の食品会社の敷地内で、地面に大量のブタの死体が放置されている様子が撮影され、物議を醸している。中国メディアの潮新聞が27日に報じた。

記事によると、同社の社名は「広東粤光肉聯食品有限公司」とされているが、中国の企業情報検索サイト「天眼査」では同名の登録企業は存在せず、似た名称の会社が1社あった。その会社の事業は冷凍食品・農産物の卸売・小売、冷凍畜産肉・農産物の加工・買い付け、肉製品の加工販売などだったという。

この件について、羅定市農業農村局と同社のある素竜街道弁事処は事実と認め、すでに調査と処理業務を進めていると明かした。羅定市市場監督管理局の職員は、「病死したブタの肉が販売段階に入っていればこちらの管轄になるが、現時点では連絡や報告は受けていない」と説明した。

また、農業農村局の獣医・屠畜管理課の職員は、「当該企業はと畜場ではない。現在、確認を進めているが、ブタの死体は処理済みで市場には流通していない。出所については調査中」と説明。その後、公安当局が関係者7人の身柄を拘束したことが発表され、引き続き詳しい調べが進められている。(翻訳・編集/北田)

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