2025年10月27日、台湾メディア・中時新聞網は、日本でユニクロの衣料品を購入するのは観光客だけではないかとの議論が台湾のネット上で起きたことを報じた。
記事は、台湾のネット上でこのほど「ユニクロは観光客だけが買い、日本人はブランドを軽視してほとんど購入しない」という書き込みが話題を呼んだと紹介。
また、この主張に対して別のユーザーからは「ユニクロの財務報告において国内消費者の割合が9割に上るという事実と完全に矛盾する」という反論が出され、議論を巻き起こす結果になったと紹介している。
その上で、「日本旅行の達人」と呼ばれる林氏璧(リン・シービー)氏がフェイスブック上でこの件に触れ、「ユニクロに日本人客がいない」という見方は観光地に限った現象であり、観光客が集中する都市部の店舗を地元民が避けた結果だと指摘したことを紹介。郊外の独立した大型店舗は地元の客で賑わっており、ユニクロが日本人に支持されていないという説を明確に否定したことを伝えた。
記事はさらに、他のネットユーザーからも山口県萩市のユニクロでは「超大型店舗で中は日本人客ばかり」との報告があり、高山市のアウトレット施設でも「観光客が来ない場所にある大型店は特売品が豊富」との指摘が出ていると紹介。「地方店舗ではレジ店員が免税手続きに不慣れな場合が多い」という意見も、地元民でにぎわう店舗が存在することを裏付ける情報として伝えている。(編集・翻訳/川尻)











