中国の新興電気自動車(EV)メーカー、小鵬汽車は10月、グローバル化戦略をさらに加速させ、欧州と東南アジアで新たに4カ国へ進出しました。進出先は、リトアニア、ラトビア、エストニアのバルト3国とカンボジアです。
バルト3国では、G6とG9のスマートSUVを投入し、現地の主要代理店と協力して販売・アフターサービス網を構築しました。この地域を「黄金の入り口」と位置付け、中東欧市場への本格展開を狙います。一方、カンボジアでは6車種を一度に導入し、11月に初回納車する予定です。首都プノンペンの主要商業地区に総合ショールームを設置し、サービス拠点と充電インフラを順次拡充します。
G6とG9は海外市場で人気を集めており、G6は49カ国・地域、G9は42カ国・地域で販売されています。2025年モデルは5C超急速AIバッテリーと全域800V高圧SiCプラットフォームを全車標準装備し、内外装デザインやスマート技術、快適性、走行体験が大幅に向上しています。
さらに、小鵬汽車はオーストリアのマグナ・シュタイヤーと深い協力関係を築き、現地生産を実施しています。G6とG9の生産から開始し、今後はセダンや中小型SUV、ハイパワーモデルも委託生産する計画です。2025年はグローバル化戦略の加速年となっており、今後10年で販売の半分を海外で確保することを目指します。(提供/CRI)











