中国メディアの環球時報は29日、中国とインドを結ぶ直行便が再開されたことについて、「アジアにおけるビジネス旅行の障壁が取り除かれる」と伝えた仏メディアのDeplacements Prosの記事を紹介した。
記事はまず、「中国とインドを結ぶ直行便の段階的な再開は、国際企業にとって戦略的な転換点となり、アジアにおけるビジネスモビリティプログラムに新たな機会をもたらす」とし、「デリーとムンバイの空港のターミナルでは、出発スクリーンに数年前から消えていた中国の行き先が表示されるようになった」と伝えた。
記事は「アジアの二つの大国間の直行便の復活は、単なる貿易ルートの再構築にとどまらない。これらの躍動感のある市場で事業を拡大する欧米企業にとって、大きな戦略的機会となる。出張管理者にとっては出張の最適化と大陸間移動コストの削減における新たな展望を開くものだ」と伝えた。
記事によると、中国とインドを結ぶ直行便の再開は、二つの経済大国間の貿易関係の段階的な正常化の流れの一環だ。国際航空運送協会(IATA)によると、両国間の旅客輸送量は2025年末までにコロナ禍前の水準に戻ることが見込まれる。この直行便により、シンガポール、バンコク、ドバイを経由する時間のかかる乗り継ぎが不要になり、出張者の移動時間が大幅に短縮される。多国籍企業は、生産性と従業員の福利厚生の面で大きなメリットが得られるモビリティプログラムの最適化を検討できる。
記事は「直行便が再開され移動時間が短縮されることで、より短期間でより頻繁な出張を検討できるようになり、出張者のワークライフバランスの向上につながるとともに、両国企業間の直接的なビジネスパートナーシップの構築も促される」と伝えた。(翻訳・編集/柳川)
— 中国動画 (@RC00547555) October 29, 2025











