湖北省の中国光谷(武漢市東湖新技術開発区)にある湖北人形ロボットイノベーションセンターのインキュベーター(起業支援施設)第1期がこのほど運用を開始した。総面積1万2000平方メートル、投資額2億元(約42億円)を超える同センターは、全国で最も規模が大きく、かつ実証シーンが最も豊富な人型ロボット専門訓練プラットフォームだ。
同センターではスーパーマーケットでの買い物からレストランでのサービス、家庭内整理から工場での作業に至るまで、実際のデータ収集ニーズに応じて設計された23の高精度シミュレーションシーンと10以上の臨時シーンで、100台を超えるロボットが同時に訓練とデータ収集を行っている。年間では100万件を超える環境インタラクションデータが収集される見込みで、ロボットの「脳」の進化を支える基盤データとして活用される。
6月に発足したばかりの湖北人型ロボットイノベーションセンターが、なぜこれほど早くインキュベーター事業を立ち上げたのだろうか?
センターの関係責任者によると、同インキュベーターは「即入居・即スタート可能」のサービスを提供し、3年間の家賃免除に加えて、湖北人型ロボット母基金などの投資・融資プラットフォームと積極的に連携し、産業チェーンの集積を推進し続けている。
9月に華威科と提携して業界初となるオープンアーキテクチャ型触覚トレーニングセンターの建設を開始した。年末には1000万パラメーター規模の触覚大規模AIモデルが同センターで誕生する予定だ。隣接する湖北人型ロボット産業パーク内には主要部品と完成機の製造拠点も予備として用意されており、「研究開発―生産―応用」のクルーズドループを前倒しで構築した。
武漢格藍若や光谷華匯など15社が入居したことで、同センター周辺ではロボット本体、部品、アルゴリズムを含む産業チェーン全体の集積効果が表れ始め、「15分イノベーション圏」が形成されようとしている。湖北省はこれにより、1000億元(約2兆1000億円)規模の人型ロボット産業クラスター構築を目指している。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
 
                         
                             
                                         
                                         
                                         
                                         
                                         
                                         
                                         
                                         
                                         
                                 
                                 
                                 
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                     
                    










