2025年10月26日、台湾版Yahoo!のYahoo奇摩は、劇場版「チェンソーマン レゼ編」に一部の米国メディアから否定的な評価があり、ネットユーザーが反論していると報じた。
記事によると、劇場版「チェンソーマン レゼ編」が米国で公開され、初日だけで850万ドル(約13億円)という驚異的な興行収入を記録し、多くのハリウッド大作を抑えてトップに立った。
劇場版「チェンソーマン レゼ編」は多くの映画評論家や観客から高く評価されており、米映画批評サイト・Rotten Tomatoes(ロッテントマト)では、批評家スコアが96%、オーディエンススコアが99%という非常に高い数字を記録している。記事は「これほど満点に近い数字は極めて珍しい」とし、「SNS上でも絶賛する声が多数見られ、多くのファンは、主人公のデンジがレゼとの感情のもつれに向き合い、苦悩しながら成長していく姿に強く共感したと投稿している。彼らはそれを『キャラクターの内面を最もリアルに描いた』と高く評価している」と伝えた。
一方で、ニューヨーク・タイムズによる否定的な評価では、デンジを「大きな子ども(man child)」と表現し、「感情的に非常に未熟で、自分の責任や粗末なアパートを守ることしか知らず、女性に対する反応を処理する際にしばしば内面の独白に陥る」と批判した。また、「彼の未発達な精神状態が作品全体を通して強く感じられる」とも指摘した。
記事によると、一部のネットユーザーはこれに対し、「デンジはたった16歳で、原作ではその後の誕生日でようやく17歳になるため、感情的に未熟なのは当然だ」と主張し、「これはシリーズ作品。アニメ第1期やレゼ篇前後の漫画と併せて見ると、デンジが十分に成長していることが分かる」「私も劇場版を見るならまずアニメ第1期を見るべきだと思う」「設定上、この年齢だからこそ心の成長が未完成なんだよ。それがテーマだ」「評論家はキャラクターの本質を理解していない」「デンジが未熟ってだけで低評価にするのはおかしい」などと反論したという。
また、台湾のネットユーザーからも「こんな報道を真に受けたら負けだよ」「彼はそういうキャラクターなんだよ!設定通りなのに何を批判してるんだ?」「レビュー書いたやつ、主人公が小学校すら行ってないことを知らないんじゃないか?」「この評論は完全に的外れ。デンジがもし精神的に成熟してたら、この物語そのものが成立しないよ」との意見が寄せられている。(翻訳・編集/岩田)











