2025年10月30日、中国のポータルサイト・捜狐に「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来がついに中国で公開決定か?」と題した記事が掲載された。

記事はまず、「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来が7月18日に日本で公開されて以来、多くの中国ファンが自国での公開を心待ちにしていた。

そしてこのほど、同作の中国公開が決定したとの情報が浮上している。ただし、具体的な公開日はまだ明らかになっていない」と述べた。

そして、「この情報はかなり信ぴょう性が高いと思われる。なぜなら中国のある有名ドリンクチェーンが、11月3日から『鬼滅の刃』とのコラボキャンペーンを開始することを発表しているからだ。おそらく、企業側は公開決定の情報を事前に把握しており、このタイミングに合わせてプロモーション効果を狙おうと企画したのだろう」と予想した。

また、「ネット上では、中国のある映画館の上映予定作品リストに、劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来のタイトルが掲載されていたという投稿もあった。このことからも、今回の公開情報はほぼ確実であり、あとは公式発表と公開日を待つだけの段階にあると見られる」と論じた。

一方で、「同作が高確率で公開される見込みとはいえ、多くのファンが心配しているのは、上映に際して内容が大幅にカット・改変されてしまうのではないかという点である。実際、同作には多くの戦闘や流血など、中国の審査基準上問題視されかねない描写が多く含まれている。そのため、中国公開に際しては、相当量のシーンがカットされる可能性が高い」と懸念を示した。

それでも、「冷静に考えれば、公開されないよりはずっと良い。ファンたちも完全なノーカット版を期待しているわけではなく、あくまで『物語の整合性が保たれること』が最も重要だと考えている。

すなわち、戦闘の流れやキャラクターの感情の変化といった核心部分が損なわれず、編集によって物語が途切れてしまうようなことがないようにしてほしいということだ」とした。

そして、「仮に同作が中国で公開された場合、どれほどの興行収入を記録するだろうか。筆者個人の予想では、3~6億元(約65~130億円)程度が妥当だと考える。『鬼滅の刃』の人気は高いものの、今回の劇場版はシリーズファン向けの内容であり、一般層の観客を大きく引き込むのは難しい。そのため、この規模の興行収入を達成できれば十分成功と言えるだろう」と結んだ。(翻訳・編集/岩田)

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