台湾メディア・中時新聞網は、すしを食べる時の「正しいしょうゆの付け方」がネットユーザーによって紹介され、賛同を得たと報じた。

記事は、台湾で日本料理が絶大な人気を誇っており、特に手軽に楽しめる回転ずしは、食事時には常に満席となるほどの人気ぶりだと紹介する一方、多くの人がしょうゆをつけすぎて味が濃くなってしまったり、シャリをしょうゆ皿に落としてしまったりといった経験を持っており、上手にしょうゆをつけられないという悩みを持っていることを伝えた。

その上で、あるネットユーザーがSNSのスレッズで紹介した「ガリをしょうゆ皿に入れ、すしを食べる際にそれを箸でつまんでネタに乗せ、はけのように軽くしょうゆを塗る」という独自のすしの食べ方が注目を集めたと紹介。投稿された動画では、しょうゆに浸したガリをすしネタの上に優しく滑らせるように塗る様子が映し出されており、しょうゆの塩辛さを緻密にコントロールできる上、シャリがしょうゆに落ちるのを防げるほか、気になる生姜の風味もほとんど感じないとこのユーザーが説明したことを伝えた。

記事によると、この投稿が行われると短時間の間に「いいね」が4万件もついたとのことで、他のネットユーザーからは「この手は本当に賢い。毎回付けすぎるのが悩みだったから助かる」「さっき試してみたけど、本当に最高!」「次に試してみよう。いつも食べ終わるとしょうゆ皿に大量の飯粒が残るんだ」「どうして今まで気づかなかったんだろう。しょうゆの付けすぎでいつも塩辛くなってた」「これは便利だね。今まで刺身を直接しょうゆに付けてたけど、イクラとか小さいネタだとやりにくかったから」などの称賛が数多く寄せられた。

また、「以前築地ですしを食べた時、目の前の職人さんもこう教えてくれたから、それ以来実践している」「マンガ『元祖江戸前 寿し屋與兵衛』でも、キャラクターがガリを使ってしょうゆを塗るシーンが描かれている」といった情報も寄せられ、スレ主のアイデアが日本でも「通」な食べ方として知られていることを伝えた。(編集・翻訳/川尻)

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