中国初のオープンソース「鴻蒙(ハーモニーOS)」システムを搭載した人型ロボット「誇父(KUAVO)」がこのほど、中国中部の湖北省武漢市にある鴻蒙生態(武漢)イノベーションセンターのスマート展示ホールに登場し、多くの来場者と交流しました。
「誇父」はオープンソースハーモニーOSによって開発された人型ロボットで、海外の技術独占を打破して完全な自主制御可能なロボット生態系の構築に拍車をかけました。
同センターの杜金彪主任によると、近い将来、ハーモニーOSを搭載した設備のある環境下で、「お休み、電気を消してください」と言えば、自動的に室内の照明を調整してくれることになります。「掃除をお願いします」と言えば、掃除ロボットに仕事をさせてくれるということです。
ハーモニーOSは中国が独自に開発したスマートOSで、2019年にリリースされてから今まで、全世界でハーモニーOSを搭載したデバイスは10億台を上回り、世界で成長スピードが最も速いOSとなりました。1300以上のデバイスがオープンハーモニーと相互認証を終えており、3万以上のアプリとサービスはハーモニーOSストアに発表されています。市場機関の予測では、ハーモニーOSの生態系は1兆元(約20兆8000億円)以上の産業規模を創出すると見込まれています。
また、武漢市の光谷にある鴻蒙生態(武漢)イノベーションセンターは昨年7月に除幕され発足し、同年12月に稼働しました。わずか10カ月間で、中国全土で最大規模、機能が最も充実し、技術力が最も進んでいる鴻蒙イノベーションセンターに成長してきました。300人以上の技術者と開発者がここで適合認証、人材育成、生態系の普及などのサービスシステムの構築に取り組んでいます。(提供/CRI)











