中国の大手乗用車メーカー、一汽大衆(FAW-フォルクスワーゲン)は10月30日、吉林省長春市で3000万台目の完成車がラインオフしたと発表しました。国内でこの好成績を達成した初の乗用車メーカーとなりました。

同社の劉亦功総経理は、「今回の記録達成は、中国が超大規模市場を持つ強い優位性と旺盛な活力を示すとともに、中国の市場化、法治化、国際化という一流のビジネス環境を体現したものでもある。多国籍企業が中国で持続的に投資を展開する自信をさらに強固にした」と述べました。

フォルクスワーゲングループ取締役会メンバーのラルフ・ブランドシュテッター氏は、「2026年から一汽大衆と共同で10車種以上の新エネルギー車を発表していく。われわれは現地の研究開発能力を引き続き強化し、中国の革新的な環境に深く溶け込むことに努めている」と強調しました。

中国自動車工業協会の責任者は、「一汽大衆の完成車3000万台目のラインオフは、ドイツのフォルクスワーゲンを代表とする多国籍企業が、中国市場と歩調を合わせた発展を加速させていることを十分に説明している」と分析しています。

年初以来、複数の合弁自動車メーカーが新エネルギー、インテリジェント化への転換を加速しており、インテリジェントコネクテッド新エネルギー車の発展を積極的に強化しています。同時に、多くの合弁企業が「技術導入+現地自主開発+エコシステム共同構築」の新たな発展モデルを積極的に構築しています。(提供/CRI)

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