イランのペゼシュキアン大統領は11月2日、イラン原子力機関を訪れ、核産業の企業幹部と会合を開きました。

同大統領は、「イランの核活動は完全に平和目的であり、国民生活の問題を解決するものだ。

わが国最高指導者のファトワ(宗教的判断)に基づき、核兵器の製造に関する議題は、イランでは禁止されている」と述べました。

また、「科学は科学者の頭脳に存在するものであり、建物や工場を破壊しても何の問題も生じず、イランは再建し、さらに強力な能力を備えるだろう」と述べました。

イランのアラグチ外相は11月1日、米国とその同盟国がいかなる圧力をかけても、イランはウラン濃縮活動を停止しないと表明しました。同外相は、米国とイスラエルが6月に実施した空襲でイランのウラン濃縮プロジェクトが破壊されることはなく、一部の「核物質ががれきの下に埋もれた」ものの、イランは依然としてこの技術を掌握していると述べました。外相はさらに、「イラン核計画に関する交渉で米国側が受け入れられない条件を提示しているため、イランは米国との直接交渉を望んでいないが、間接的な交渉を通じて合意を達成できる」と強調しました。

米国とイランは今年4月以降、オマーンを仲介者とする間接交渉を5回実施し、ウラン濃縮などの核心的課題において大きな意見の対立がみられます。(提供/CRI)

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