中国メディアの上遊新聞によると、南京大学仙林校区内の食堂に丸ごと1杯のタラバガニが登場した。価格は999元(約2万1478円)。

これについて、SNS上では、学食の対応に賛意を示す声が寄せられた一方で、学食でこのような高価な料理を提供するのが適切かどうかについて疑問視する声もあったという。

南京大の学食に丸ごと1杯のタラバガニが登場、価格2万円超も学生の反応は良好―中国

南京大の学食担当者は3日、上遊新聞の取材に応じ、タラバガニは学食が1日に新設した海鮮コーナーの通常メニューで、(SNS上で拡散した)学生の要望に応じて特別に用意したものではないと説明した。市場価格よりも安く提供していて、学生からの反応も良好だという。

海鮮コーナーでは、1杯(2.1キロ)999元のタラバガニのほか、1尾158元(約3397円)のボストンロブスターや1尾68元(約1462円)のハタ、1個10元(約215円)の生ガキ、500グラム当たり40元(約860円)のスナエビなどをさまざまな調理方法で提供しているという。

南京大の学食に丸ごと1杯のタラバガニが登場、価格2万円超も学生の反応は良好―中国

中国メディアの頭条新聞は同日、微博(ウェイボー)への投稿で、この報道を引用した上で、ウェイボーの投票機能を使い、「タラバガニ1杯999元は高いと思うか」についてアンケートを実施した。

記事執筆時点で1111人が投票し、「高い」が63.3%、「高くない」が36.7%だった。(翻訳・編集/柳川)

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