スターバックスは11月4日、中国のオルタナティブ資産運用会社である博裕投資(ボーユー・キャピタル)と戦略的提携を締結し、合弁企業を設立してスターバックスの中国市場での小売事業を共同運営すると発表しました。スターバックスの中国事業の持ち株支配権は最終的に博裕投資が取得しました。
合意によると、博裕投資は合弁企業の株式を最大で60%取得します。スターバックス側は株式の40%を保有し、引き続きスターバックスのブランドと知的財産権の所有者およびライセンス保持者として、新たな合弁企業にライセンスを授与します。また、現金と債務を除く企業価値を約40億ドル(約6150億円)とした上で、博裕投資はそれに応じた権益を取得します。新たな合弁企業は引き続き上海に本社を置き、現在の中国市場にあるスターバックス8000店舗を管理運営します。また、双方はスターバックスの中国での展開規模を徐々に2万店舗に拡大する計画です。
スターバックスによると、中国の小売事業の総額は130億ドルを超える見通しです。スターバックスのブライアン・ニコル会長兼CEOは、「博裕投資の現地市場での経験と専門性によりスターバックスの中国市場、特に中小都市と新興地域での展開が力強く加速される」と述べました。
スターバックスグループは10月30日に発表した2025年度第4四半期(7-9月期)と2025会計年度(2024年10月-2025年9月)の業績報告で、スターバックス中国の7-9月の売上高は前年同期比6%増の8億3160万ドル(約1280億円)で2025年度通期の売上高は前年比5%増の31億500万ドル(約4770億円)だったとしました。(提供/CRI)











