中国有人宇宙プロジェクト弁公室によりますと、「神舟20号」と「神舟21号」の宇宙飛行士チームの交代式が11月4日に行われ、「神舟20号」チームが「神舟21号」チームに中国宇宙ステーションの鍵を引き継ぎました。

「神舟20号」宇宙飛行士チームは既に既定のすべてのミッションを完了し、11月5日に「神舟20号」有人宇宙船で東風着陸場に戻ります。

これに先立ち、2チームが宇宙ステーションで合流した後、6人の宇宙飛行士が宇宙に持ち込まれたばかりの新設備・熱風オーブンを使って、宇宙ステーションで「バーベキュー」料理を作り、中国宇宙ステーションでの7回目の合流を祝いました。

中国宇宙飛行士科学研究訓練センターの劉偉波氏によれば、中国人はどこにいても温かいご飯を食べるのが好きで、作りたてを好みます。宇宙飛行士は特に新しい方法での新しいスタイルの食事に期待していたということです。

中華料理には炒めたり揚げたりが欠かせないため、必ず油煙が発生します。しかし、宇宙ステーションは密閉された環境のため、空気の質には極めて高い水準が求められ、汚染の発生は絶対に避けなければなりません。劉偉波氏の紹介では、オーブンにレンジフードを組み込み、浄化機能を内蔵した熱風オーブンを作ったということです。研究者はまた「宇宙オーブン」に残留物収集器、加熱網、焼き皿、網かごを配備し、食物が無重力空間で浮遊する問題を解決しました。さらに、加熱温度をこれまでの100度から190度に上げることで、「宇宙オーブン」が誕生しました。

料理器の宇宙オーブンがあれば、メニューも欠かせません。研究者は「神舟21号」乗組員のために手羽先やステーキ、トウモロコシ、ケーキなどの食べ物を用意しました。宇宙飛行士はあらかじめ設定されたプログラムを使ったり、直接熱風オーブンで操作したりすることで、わずか数十分でおいしい料理を作ることができます。(提供/CRI)

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