上海ディズニーリゾートは11月3日、4棟目となるテーマホテルを建設すると発表しました。新ホテルは上海ディズニーランドのメインエントランス近くに位置し、既存の「上海ディズニーランドホテル」「トイ・ストーリーホテル」、建設中の3棟目のホテルに続く新たな宿泊施設となります。
リゾートでは現在、複数の拡張プロジェクトが進行中です。星願湖の南岸に建設中の第3ホテルは内装工事に入り、屋内外のプールも備える予定です。また、人気アトラクション「ソアリン・オーバー・ザ・ホライズン」の拡張が進められており、完了後は収容能力が約5割増える見通しです。工事期間中も同アトラクションは営業を続けます。さらに、新たなショッピング施設や飲食エリアも整備され、リゾート全体の滞在体験を充実させます。
開業から9年を迎えた上海ディズニーランドは、今年ついに延べ1億人目の来園者を迎えました。テーマエンターテインメント協会(TEA)の最新報告によると、2024年の入園者数は延べ1470万人で世界のテーマパークの中で5位、中国では首位を維持しました。
2023年には、映画「ズートピア」をテーマにした世界唯一のエリアがオープンし、話題を集めました。今年8月には10月中旬からのチケット価格体系の見直しを発表し、既存の475~799元(約1万~1万7000円)の範囲内で中間価格帯を追加。価格の柔軟性を高め、混雑時期の需要分散を狙います。
上海ディズニーリゾートは中国本土初、世界で6番目のディズニーリゾートで、上海申迪グループと米ウォルト・ディズニーの共同出資によって運営されています。
ウォルト・ディズニーは2025会計年度第3四半期決算で、売上高が前年同期比2.1%増の236億5000万ドル(約3兆6400億円)、純利益が同100%超増の52億6200万ドル(約8100億円)と大幅に伸長し、テーマパーク部門の利益は13%増の25億2000万ドル(約3900億円)に達しました。











