今年、中国の「ダブル・イレブン」(11月11日の「独身者の日」にちなんで行われる中国最大のネット販促キャンペーン)では、消費者向け3Dプリンターの販売台数が爆発的に増加し、成長ペースが最も速いデジタル品目の一つとなっています。
中国南部の広東省深セン市にある3Dプリンターの旗艦店に入ると、店内はモノづくりの工場のようで、28台の3Dプリンターで構成される機械壁が目に入ります。
オープンしてわずか1カ月の同旗艦店では、体験に訪れる消費者が後を絶ちません。親子客のほかにも、興味を持って設備を購入し、徐々に本格的なユーザーになり、さらに3Dプリンターによる道具創作を職業にする消費者も大勢います。
一部の特色あるスタジオも3Dプリント技術を利用して小ロットカスタマイズサービスを展開し、新たな市場空間を切り開いています。
現在、中国では、一般消費者向け3Dプリンターの価格は3年前と比べて60%も下がっています。今年9月、中国商務部など8部門が発表した政策では、デスクトップ3Dプリント設備をデジタル製品消費のカテゴリーに入れ、購入時に国の消費手当てを受けるようになりました。豊富な使用シーンと手ごろな価格は3Dプリンターの消費ブームを後押ししています。
深セン市のある3Dプリンター企業の製品コンサルタントを務める楊国煒さんは、「以前はミドルレンジのものに約1万元(約21万5000円)かかったが、今は4000~5000元(約8万6000~10万7000円)で手に入る。エントリーレベルのプリンターは1000~2000元(約2万1000~4万3000円)でも購入できる」と明らかにしました。(提供/CRI)











