中国南西部の四川省カンゼ・チベット族自治州石渠県の洛須省級自然保護区の職員が11月5日に赤外線カメラを回収し、映像資料を整理した際、重大な発見を得ました。保護区内の甲松溝エリアの同じモニタリング地点で、ユキヒョウとヒョウが相次いで現れる貴重な映像が初めて捉えられました。
この珍しい記録は2種類のトップレベルのネコ科動物の生息地の重なり方を研究する上で重要な実証的資料を提供しました。
今回撮影された映像では、ヒョウが先に現れ、黒い斑点が花のように並ぶトレードマークの斑紋が後ろの岩によってはっきりと分かりました。ヒョウはゆっくりと石に登って周囲を眺めた後、悠然と立ち去りました。その数時間後に灰白色の毛に黒い斑点のユキヒョウが同じカメラの前に現れ、警戒しながら縄張りを見回り、マーキングしました。
ユキヒョウとヒョウは中国国家一級保護野生動物で、ユキヒョウは標高の高い高山草地や裸岩地帯に生息していますが、ヒョウは標高の低い森林や低木地帯の環境を好みます。今回同じ地点に相次いで現れたことは極めて珍しく、研究価値が高いとみられています。(提供/CRI)











