中国最大のスポーツイベント・全国運動会(全運会)の水泳・飛び込み競技で、試技を行った選手がプールサイドに落下しそうになる事態が起きた。中国メディアの観察者網などが報じた。
報道によると、8日に行われた男子3メートル板飛び込みで、天津チームの蘇家杰(スー・ジアジエ)が踏切時に大きく左側に飛び出し、会場がどよめいた。近くで座って観戦していた山東チームのコーチは、蘇がプールサイドに落下する危険があるととっさに判断。飛び出して蘇に向かって手を伸ばしたが、蘇はギリギリでプール内に着水した。
この様子は中国で大きな反響を呼び、ネットユーザーからは「最も恐れていた事態が起きるところだった」「会場でも声が上がってる。本当に危なかったな」「もしプールサイドに落ちていたらと思うと、怖すぎる」といった声が上がった。
また、「山東のコーチがすぐさま飛び出していったのには感動した」「コーチの行動を見て涙があふれてきた」「とっさに行動できるってことは心根が優しいんだろうな」といった声にも多くの共感が集まった。
このほか、「板からプールサイドが近すぎるのでは?」「飛び込み台の設計を改善すべき。プールサイドまでもう少し距離を取るべきだ」「プールサイドに防護設備を設置した方がいい」「選手だって人間なんだからミスもある。より安全な設計にしてほしい」といった声も少なくなかった。(翻訳・編集/北田)
— 中国動画 (@RC00547555) November 10, 2025











