中国メディアの快科技は11日、中国自動車流通協会乗用車市場情報連席分会(乗連分会)が10日公表した10月の国内乗用車市場分析報告を取り上げ、新エネルギー車(新エネ車)浸透率は、中国企業が立ち上げた独自ブランドの「自主ブランド」が77.9%だったのに対し、外資との「合弁ブランド」は7%だったと伝えた。

新エネ車とは、中国におけるバッテリー式電気自動車(BEV)、プラグインハイブリッド自動車(PHEV)、燃料電池自動車(FCEV)の総称。

新エネ車浸透率とは、販売全体に占める新エネ車の割合を指す。

乗連分会によると、10月の国内乗用車小売販売台数は前年同月比0.8%減の224万2000台で、前月比では0.1%減少した。1~10月の累計では前年同期比7.9%増の1925万台。10月の新エネ乗用車小売販売台数は前年同月比7.3%増の128万2000台で、前月比では1.3%減少した。内訳はBEVが同20.4%増の81万2000台、PHEVが同10.3%減の36万1000台、レンジエクステンダーEV(EREV)が同7.7%減の10万9000台。

10月の国内乗用車小売販売に占める新エネ乗用車の割合は前年同月比4.3ポイント上昇の57.2%だった。自主ブランドの新エネ車浸透率は77.9%で、記事は「自主ブランドが国内で販売した乗用車10台のうち8台弱が新エネ車だったことを意味する」と伝えた。(翻訳・編集/柳川)

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