重慶市税務局が11月10日明らかにしたところによると、今年1~9月、中国南西部の重慶市では出国時に税金還付の手続きをしたインバウンド旅行者数が前年同期に比べ518%増え、実際に還付された金額も約5倍に上ることが分かりました。

重慶市は2024年から、購入時に税金を即時還付する出国時税金還付政策「即買即退」サービスの試行を開始しました。

今年10月末時点で、同市の出国時免税対応店舗数は258店に増え、うち50店舗は「即買即退」に対応しています。

重慶市税務局輸出税金還付サービス管理局の李林副局長は、「新規に登録された『即買即退』対応店舗では、重慶市の地域特色を持つ特産品やハイテク感あふれる電子製品を扱っているため、外国人観光客が購入できる商品の種類がますます豊富になっている」と紹介しました。

重慶市では対応店舗数と販売商品を拡大するとともに、税務局は税金還付サービスの手続きに便宜を図っています。税金還付の手続きを買い物時に前倒しすることで、再消費を促進できるほか、出国検査時の負担も軽減させています。

李副局長によると、税務局は8月以降、外国人観光客が集中する解放碑、朝天門、万象城、観音橋のショッピングエリア4カ所に「即買即退」サービス拠点を設置し、従来まで店舗単位だったサービスをショッピングエリア単位の「集中還付」方式にアップグレードしました。外国人観光客は市内の対応店舗で買い物した後、付加価値税領収書、「インバウンド旅客買い物出国時税金還付申請リスト」、パスポートを提示し、最寄りの集中還付サービス拠点で手続きをした場合、その場で還付金を受け取ることができます。(提供/CRI)

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