中国国家エネルギー局の辺広[王奇](ビエン・グアンチー)エネルギー節約・科学技術装備司副司長は5日に開催された第8回虹橋国際経済フォーラム「新型エネルギー貯蔵の質の高い発展が世界エネルギートランスフォーメーションを促進」分科会で、「中国の新型エネルギー貯蔵産業が安定的かつ速いペースで発展しており、9月末時点で新型エネルギー貯蔵設備容量が1億キロワット(kW)を超えた」と明らかにした。新華社が伝えた。

単一発電所の規模を見ると、出力10万kW以上、エネルギー貯蔵時間2~4時間の施設が多数を占めている。特に出力10万kW以上の大規模施設が全体の3分の2以上を占め、大型化の傾向が顕著になっている。エネルギー貯蔵時間別では、2時間の設備が76.4%、4時間が16.7%で、平均エネルギー貯蔵時間は2.34時間に達した。

新型エネルギー貯蔵設備容量が増加するにつれ、新エネルギーの開発・消費促進、電力システムの安全かつ安定した運用、電力供給の信頼性向上といった面における役割が徐々に強化されている。第1~3四半期(1~9月)における全国の新型エネルギー貯蔵の等価利用時間は前年同期比約120時間増の約770時間に達した。雲南、浙江、江蘇、新疆、四川、青海、湖北など複数の省・自治区で稼働状況が良好で、調整機能がさらに発揮されている。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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