2025年11月17日、台湾メディアの鏡週刊は、劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来が中国で大ヒットを記録したことに対する「洗脳されるな」との発言をめぐり、中国のネットユーザーの間で論争が勃発していると報じた。
記事はまず、日本の高市早苗首相が国会での答弁で「台湾有事」に言及し、台湾海峡で衝突が発生した場合、日本の自衛隊が集団的自衛権を行使し得ると発言したことに触れた。
一方で、中国でもようやく11月14日に公開された劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来はこの影響を受けておらず、「公開初日から興行収入ランキングのトップに躍り出た」と説明。「中国の映画・ドラマのデータ分析アプリ・猫眼専業版の統計によると、わずか3日間で3億8300万元(約83億円)を突破し、9.7点の高評価を得ている」とも伝えた。
そうした中、記事は小粉紅(中国の若年層ナショナリスト)が中国のSNS・微博(ウェイボー)などで「もうすぐ戦争になりそうだ。日本のソフトパワーに洗脳されるな」と声を上げ、論争を仕掛けているとし、これに多くの理性的なネットユーザーは「描かれているのは人類の普遍的価値観だ。善悪、美醜、正義と邪悪、これで何を洗脳できるというのか」「口先で騒いでいるだけ。戦いが起こると思っているのはあなただけだ」「あなたこそ簡単に洗脳されすぎだよ」「ハハハハハ、朝から笑わせてくれる」と反論のコメントを寄せていると報じた。(翻訳・編集/岩田)











