中国SNSの微博(ウェイボー)で、「韓国が日本に取って代わって一番人気の目的地になった」との話題が注目を集めた。

中国は、高市早苗首相の台湾有事に関する7日の発言に強く反発しており、日本への渡航自粛を国民に呼び掛けるなどの事態となっている。

こうした中で中国メディアの新浪財経が伝えたのが大手オンライン旅行プラットフォーム・去哪儿(Qunar)のデータだ。

新浪財経は17日の投稿で「去哪儿のデータによると、海外旅行の人気目的地はすでに順位が入れ替わっている」と説明し、国際線の予約済み航空券の数で見ると直近の週末(15~16日)は韓国が人気1位だったと伝えた。

去哪儿ビッグデータ研究院の楊涵(ヤン・ハン)研究員は「オンシーズンを避けた海外旅行の旺盛なニーズは年末まで続く」との見通しを示し、「一部の日本への旅行者が他の目的地にシフトし、旅行者の選択はさらに多様化する」と分析しているという

これに中国のネットユーザーからはさまざまな声が上がり、中には「この二つの国に行く必要があるの?」「韓国では反中デモが起きているよね?」「それよりも国内旅行の支援を強化した方がいい」「飲食も遊びも、中国の観光地の方が日本や韓国より魅力的」などの声も聞かれた。(翻訳・編集/野谷)

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