マレーシアの海事法執行機関は現地時間11月17日、マレーシアとタイの国境海域で発生した船舶沈没事故の捜索救助活動を9日間継続した後、正式に終了したと発表しました。救助隊員の累計捜索面積は1745.88平方カイリに達しましたが、最終評価の結果、新たな手掛かりは発見されず、天候がもたらすリスクも考慮し、同日午後6時30分に救助活動を終了したとのことです。

当局の発表によると、9日に捜索救助活動を開始して以来、計14人が救助され、犠牲者29人の遺体を発見したとのことです。当局は、今後新たな手掛かりが得られた場合、捜索救助活動を再開すると述べています。

マレーシア・ケダ州警察が9日発表したところでは、地元警察署が8日に通報を受け、沿岸住民が海上で多数の外国人男性を救助し、女性の水死体1体を発見したとのことです。マレーシア警察がその後発表した初期調査は、約300人の不法移民がミャンマーから船に乗り、マレーシアを目指したと推定しています。法執行機関のパトロールや拿捕(だほ)を避けるため、密入国組織はマレーシア海域近くで人員を小型船に分乗させて移送しており、こうした船の1隻が今回マレーシアとタイの国境海域で沈没したとみられています。(提供/CRI)

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