中国が国際標準化機構(ISO)に提案していた「教育と学習サービス レジャーとパフォーマンス型武術トレーニングサービスの一般要求およびガイドライン」国際規格案(ISO 29998)が11月17日、採択されました。この規格は中国が主導し、米国、ブラジル、サウジアラビア、ケニア、ドミニカ、ザンビアなどの専門家らが共同で策定したものです。

中国武術は悠久の歴史を持ち、中華伝統文化の宝であるだけでなく、人類共通の文化遺産でもあり、世界が中国の発展を理解し、中国の魅力を知る重要な窓口となっています。しかし長年にわたり、世界的な武術トレーニングには統一基準が欠如し、教学体系、技術レベル、コーチのレベルなどが大きく異なるため、中国武術の国際普及を制約する大きなボトルネックとなっていました。

新たに提案された国際規格は、武術トレーニングサービスに関する用語の定義、コーチの資格、学習環境、トレーニングプラン、学習評価、安全管理、リスク防止などの内容を明確化し、国際的に統一された品質基準と言語体系を確立することで、世界中の学習者が安全で専門的かつ高品質な武術トレーニングサービスを受けることを保証します。また、この規格は、世界的な武術トレーニングサービスに統一的なルールを設け、異なる文化的背景における武術トレーニングの交流と協力を実現し、世界の武術トレーニング関連産業の発展と越境貿易に堅固な技術的支援を提供します。(提供/CRI)

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