中国・安徽省宿州市立病院がCT検査を受けた男性患者に対して「子宮に異常なし」との検査結果報告書を作成し、物議を醸している。中国メディアの紅星新聞が18日に報じた。

記事によると、男性の腹部CT検査の報告書には「子宮および両側付属器(卵巣や卵管)に異常を認めず」と記されていた。患者または検査結果を取り違えていた可能性があり、男性は「無責任な検査だ」と不満を示した。

同病院は17日に通知を発表し、「CT画像診断報告に誤りがあった」と認めた上で、「医師と所属科の主任を停職処分として、原因について調査を行っている」と説明。「管理が規範的でなかったなどの問題について、誠意をもっておわび申し上げる。調査結果に基づき関連責任者を厳正に処分し、再発防止に努める」とした。

中国のネットユーザーからは「とんでもないな」「恐ろしすぎる。最も慎重さが求められる職業なのに」「報告書には実はテンプレートがあって、毎回それを修正して出してる。テンプレートを間違えたのだろう」「スタッフがコピペを間違えたんだな」「AI(人工知能)を使っておけば間違えなかったのにね」「再検査した方がいい。万一この結果が間違ってなかったら…」といったコメントが寄せられている。(翻訳・編集/北田)

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