中国のロボットメーカー宇樹科技(ユニツリー・ロボティクス)の創業者兼CEOである王興興氏は、先ごろ開催された「2025人工知能+大会メインフォーラム」において、マルチモーダル大規模言語モデルとロボットの深い融合に伴い、ロボットはより鋭敏で、有能になっていくと述べました。

王CEOはロボット産業の発展と変化に言及し、「10年前、ロボットのほとんどは実験室の中の『精密な展示品』に過ぎなかった。

この10年で、モーター、3Dライダー(LiDAR)からAIアルゴリズム、音声インタラクションの実用化により、ロボットは人々の生活に入り込んだ」と語りました。

王CEOは、ロボットが生産と生活に溶け込む将来の姿について、「産業用ロボットは労働者と肩を並べて協働し、簡単な指示だけで自律的に資材の運搬を完了し、人間を反復作業から解放する。小型の介護ロボットは一人暮らしの高齢者の家を訪問して、血圧測定や会話の相手を務め、介護人材の不足を補う。家庭用ロボットは掃除、子どもの世話、学習補助などの任務を担い、すべての家庭で『万能アシスタント』になる」と述べました。

王CEOはさらに、「ロボット産業は、決して一企業の単独行動では成り立たない。私たちは世界中のパートナーと共に、ロボット倫理と安全基準を確立し、技術が社会を良くする方向へ常に向かうことを確保する必要がある」と述べ、技術の健全な発展の重要性を強調しました。(提供/CRI)

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