ジャイアントパンダ国立公園茂県管理ステーションが11月18日に明らかにしたところによると、中国南西部の四川省茂県の土地嶺回廊「パンダ小屋」に設置された赤外線カメラで、ジャイアントパンダの活動画面が初めて撮影されました。このジャイアントパンダは人工の巣の前に足を止め、辺りを見回したり、匂いを嗅いだりしながら注意深く様子をうかがっていました。
ジャイアントパンダ国立公園茂県エリア内の土地嶺は岷江流域と涪江(ふこう)流域の分水嶺であり、岷山山系の南北に生息するジャイアントパンダなどの野生動物が南北に往来する唯一の通路でもあり、生態保護的に極めて重要な場所です。
近年、茂県管理ステーションは800万元(約1億7400万円)余りの資金を拠出し、土地嶺区域での生態修復と回廊建設を行っています。2025年にはジャイアントパンダ小個体群復活プロジェクトを通じて、生息地回廊の修復とパンダの巣の建設案を策定し、微気候(地表面近くの限られた範囲で生じる局所的な気候)の変動に対応できる人工の巣(パンダ小屋)が建設されました。小屋はパンダの採餌、飲水、休息、繁殖を支援し、パンダ個体群間の交流を促進することができます。(提供/CRI)











