2025年11月19日、台湾メディア・自由時報は、タイのインフルエンサー、ジャック・パフォ氏が最近日本で撮影した動画をめぐって「タイの恥」と批判を浴びていると報じた。

記事は、パフォ氏が富士山の麓に位置する山梨県の河口湖近くのコンビニ前で、上半身裸になってSUV車の屋根に立ち、腰をくねらせながらセクシーダンスを披露する動画をSNS上で公開したと紹介。タイメディアの報道によると動画は公開後3時間で1万2000件以上のコメントを集め、タイ国内のネットユーザーから「不適切な行為」「タイのイメージを損なう」といった批判が寄せられたと伝えた。

また、日本のネット上でも世論も一様に不快感を示し、複数の日本メディアも「日本の社会は公共秩序と静粛さを重視しており、一部の人にとっては単なるお笑い動画でも、地元住民にとっては不敬かつ迷惑行為だ」と批判的に報じたことを指摘。オーバーツーリズムが問題視されている日本において、こうした行為が外国人観光客に対する日本人の嫌悪感を増幅させる可能性にも言及した。

記事は、パフォ氏の行動をめぐる論争はSNS上で拡大し続け、タイのあるネットユーザーがタイ外務省領事局長に対し、パフォ氏のパスポート無効化、新規発行拒否を求める公開書簡を提出したと紹介。「タイの海外における名誉を傷つけた」と語るネットユーザーの行動は多くの支持を集め、その声は日本政府に対しパフォ氏のビザ取消しと永久入国禁止を求めるところまで及んでいると伝えた。

記事によると、パフォ氏の妻が夫の行動について「自ら何度も制止した」と釈明するとともに、「子供は責めないで」と訴えているという。(編集・翻訳/川尻)

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