台湾メディアのETtodayは20日、台湾人16人を侮辱して批判が殺到したイタリアのピザ屋の店主がインスタグラムを再開したものの、かつて投稿した謝罪動画は削除されていたと報じた。
記事によると、イタリア・トスカーナ州ピストイア県にあるモンテカティーニ・テルメを訪れた台湾人観光客一行が現地のピザ屋「Pizza dal Pazzo」に入店したが、16人でピザを5枚しか注文しなかったことから店主が立腹。
そして、一行に「どこから来たんだ?中国か?」と尋ねると、事情を知らない当人らは楽しげに親指を立てたり、ピースサインをしたりして「Taiwan」と答えた。店主は「出て行けよ。おもしれえな。台湾人かよ」などと現地語で暴言を吐いた。
この動画は台湾のネットユーザーの激しい怒りを買い、店のインスタグラムアカウントに批判コメントが殺到。モンテカティーニ・テルメの市長が「台湾駐イタリア代表を招いて説明したい」と表明するなど、騒動は拡大した。これを受け、店主は17日にインスタグラムアカウントを閉鎖し、フェイスブックアカウントで謝罪動画を投稿。「私は中国が好き、私は台湾が好きだ」などと話し、事態は収束するかに見えた。
ところが、台湾のネット民がグーグルマップ上の同店のクチコミに「これ(今回の騒動)は単なる文化の違い。多くの人はピザをシェアするという米国のスタイルに慣れていて、イタリアでは違うということに気付いていない」と投稿したところ、店側が「Fワード」を返信していたことが発覚。











