中国SNSの微博(ウェイボー)で20日、「#日本からもうすぐジャイアントパンダがいなくなる#」とのハッシュタグが一時トレンド上位に浮上した。

中国メディアの北京日報は同日、ウェイボーへの投稿で、このハッシュタグを付けて、日本国内には現在、東京・上野動物園の「シャオシャオ」と「レイレイ」の2頭しかいないと紹介した。

そして、6月の中国外交部の記者会見で、日本メディアの記者が、来年2月には上野動物園の2頭が中国に返還されることになっていて、そうなれば日本からパンダがいなくなると言及したことを取り上げた。

日本からもうすぐパンダがいなくなる=中国ネット「日本にはクマがいるでしょ」

北京日報は遼寧大学日本研究センターの陳洋(チェン・ヤン)客員教授の話として、「日中関係の緊張が今後も続けば、中国が日本に新たなパンダを貸与しない可能性が高く、日本はパンダがいないという状況に直面することになる」とも伝えた。

この投稿について、中国のウェイボー利用者からは「今すぐ返せ」「(日本が)今後彼らによく接してくれることを願うばかりだ」「われわれの国宝であるパンダは平和と友情の象徴だ。日本にはそれがあるか?」「あの国は国宝を送るに値しない」「日本にはクマがいるから(パンダがいなくなっても)問題ないだろ」などのコメントが寄せられた。(翻訳・編集/柳川)

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