百勝中国(ヤム・チャイナ)は、運営するケンタッキーフライドチキン(KFC)やピザハットの店舗拡大を加速しており、2030年に中国国内の店舗数3万店突破を実現させる考えです。11月17日に広東省深セン市内で開催した2025年インベスター・デーで、百勝中国の最高経営責任者(CEO)の屈翠容氏は、33年かけて1万店を達成した経験を踏まえ、今後は2026年に店舗数2万店を実現し、2030年に3万店突破を達成する計画を公表しました。
ブランド別では、KFCは2028年までに店舗数を約3分の1増やし1万7000店超を目指し、営業利益は100億元(約2200億円)を突破する見込みです。一方、ピザハットは2028年に店舗数6000店超を達成し、2029年には営業利益を2024年比で倍増させる目標を掲げています。さらに、新興事業としては、K COFFEEやKPROの成長が加速しています。K COFFEEはすでに1800店を超え、2029年には5000店規模を見込み、KPROも5年で1000店規模を目指します。
また、ピザハットWOWは低コスト・効率化を図り、地方都市での展開を進めています。ラバッツァは店舗モデルの最適化と収益性向上に成功し、2029年には店舗数1000店を目標としています。
デジタル戦略では、人工知能(AI)を運営に全面導入し、生成AIも活用。顧客体験や食品安全の向上、運営効率化に寄与しています。2025年の営業利益率は全社で10.8~10.9%、店舗利益率はKFC17.3%、ピザハット12.7%を見込みます。(提供/CRI)











