中国北東部の遼寧省瀋陽市康平県の臥龍湖自然保護区ではこのほど、ソデグロヅル、コウノトリ、タンチョウなど数万羽の渡り鳥が集結して休息し、栄養補給をしています。うち、中国の国家1級保護動物であるソデグロヅルの数は、世界の野生個体群の約3分の1となる2000羽近くに上っています。

同自然保護区は、渡り鳥の主な渡りルートの一つである「東アジア・オーストラリア地域フライウェイ」に位置しています。近年、ここで休息する渡り鳥の種類と数は増え続け、総数は数百種、数百万羽に達しています。

秋から冬に飛来する渡り鳥を保護するため、自然保護区の管理部門は毎日のパトロール頻度を高め、重点エリアに対しては閉鎖式管理を実施し、インテリジェント監視システムを24時間体制で稼働し渡り鳥の状況をモニタリングしています。同時に、渡り鳥の保護に関する教育活動を通じて、社会全体で渡り鳥を愛し守る環境づくりに力を入れているとのことです。(提供/CRI)

編集部おすすめ