2025年11月21日、韓国メディア・毎日経済は「証券市場の強気相場を主導してきた外国人投資家が今月1~20日に9兆4682億ウォン(約1兆81億4000万円)相当を売り越した」と伝えた。

外国人投資家は5月から(8月除く)買いの傾向が続き、先月は5兆3447億ウォンを買い越していた。

今月の売り越しは半導体のツートップに集中した。SKハイニックスが7兆5078億ウォン、サムスン電子が1兆3797億ウォンとなっている。米証券市場のAI(人工知能)バブル懸念が依然として存在する中で、来月の金利引き下げへの期待感も後退し、資金離脱が加速化したと分析される。

ただ、業界では今回の外国人の売り越しは一時的だとする分析が優勢だという。米連邦準備制度(Fed)の利下げに対する不確実性は残っているが、AI産業の成長の流れは堅固なだけに、半導体の利益モメンタムは維持されるという見通し。特にNVIDIAが好業績を発表しAIバブル論を鎮めたことも肯定的なシグナルとみられていると伝えている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「先物も6~7兆売却している。外国人は半導体の上昇は終わったとみてるんだろう」「政府が株をやれとあおり、ありんこが群がったら、既に外国人が満腹になって去っていったあとだった」「外国人が得をしただけ。中国系の資本かね」「ウォンが弱すぎるんだよ。東南アジア諸国以下の価値で持ってるだけで損なのに、韓国の株を買う理由がない」「李在明(イ・ジェミョン大統領)は韓国総合株価指数(KOSPI指数)5000達成だとか言ってたのにね」などのコメントが寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

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