高市早苗首相の台湾をめぐる発言に反発する中国政府が、日本への渡航自粛を呼び掛ける中、「日本は安全」との投稿がSNSで相次ぎ、注目を集めている。

高市氏に発言の撤回を求める中国政府は、日本への渡航や留学の自粛を国民に呼び掛けたほか、日本映画の公開や日本人アーティストのライブも中止になるなど、影響は多方面に及んでいる。

26日にも、中国駐日本国大使館が「近年、日本の治安は悪化している。日本で中国人が理由なく暴言や暴行を受けたという報告が相次いでいる」などとして注意を呼び掛けた。

そうした中、中国のSNS・微博(ウェイボー)で240万超のフォロワーを持つブロガーは27日、大使館の呼び掛けを報じた中国国営メディアの報道を引用しつつ、「こんなことになっているにもかかわらず、某書(中国のSNS・小紅書(RED)を指す)には『日本はとても安全』とか言っているやつらが山ほどいる」と指摘。「東京1日目!私は安全です!」などとつづられた女性の小紅書への投稿のスクリーンショット画像を添付した。実際、小紅書にはほかにも同様の投稿が散見される。

同ブロガーの投稿に他のユーザーからは「トラがいると分かっている山に自ら入っていくとは!」「国が控えろと言っているのに」「これが売国奴というやつだ」「あれらは走狗であり、もともと鬼子(日本人の蔑称)の残党」「こういうやつらは殴られても中国のせいにする」「いいじゃないか。殴られに行け。殴られるまで帰ってくるなよ」「あいつらは(日本で)殴られて喜ぶ、われわれはそれを見て喜ぶ、殴ったやつも喜ぶ。誰も傷つかない世界が爆誕」といった批判が相次いだ。

一方で、「安全だよ。日本は信頼できる旅行先」「日本は実際安全。一部の偏った報道を全部と決めつける。

本当に井の中の蛙だな」「(関係悪化が鮮明になった)11月15日以降、そういう事件はあったの?」「安全かどうか以前に、今は行くのも難しい。こんなニュースを流すのは子どもじみている」「そんなに疑問なら、日本に行って殴られるかどうか検証してみたら?」「(日本に)行ったことがないなら反論する権利なし。新聞聯播(中国国営テレビのニュース番組)でも見てろよ」「これ(日本が危険だという報道)が政治的な要因で流されていることはみんな理解している。あなたはこれだけ多くのフォロワーを持っておきながら、本当の安全か偽の安全かも分からないのか?」といった声も寄せられている。(翻訳・編集/北田)

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