中国の再使用型ロケット「朱雀3号遙1」(ZQ 3 Y1)運搬ロケットが12月3日、中国北西部の東風商業宇宙革新試験エリアから打ち上げられ、順調に飛行ミッションを遂行し、ロケット第2段が予定軌道に入りました。
「朱雀3号」は藍箭宇宙空間科技が独自に開発した次世代の低コスト、大輸送力、高頻度、再使用可能な液体酸素・液体メタンエンジンの運搬ロケットです。
今回の打ち上げではロケット第1段の回収を実施しましたが、異常な燃焼が発生したため、回収試験に失敗し、具体的な原因を分析・特定中です。
今回のミッションではロケット第1段の回収目標を達成できませんでしたが、「朱雀3号」運搬ロケットのテスト、打ち上げ、飛行のプロセスに関する計画案の正確性、合理性、各システムインターフェースのマッチング性を検証し、ロケットの実際の飛行状態における重要なプロジェクトデータを取得しました。これにより、今後の打ち上げサービス、独立した推進システムを持つ飛翔体ユニットの信頼性の高い回収と再利用に向けた重要な基礎を打ち立てたとのことです。(提供/CRI)











