台湾メディアの自由時報は3日、台湾の日系スーパーで和牛弁当を購入したネットユーザーが「脂身だらけ」と不満を投稿したところ、同スーパーの台湾支社長が直々に対応して称賛を浴びていると報じた。

記事によると、SNS・Threads(スレッズ)である台湾人ユーザーが「仕事帰りに割引品目当てでLOPIA(ロピア)に行き、棚に残っていた和牛弁当を499台湾ドル(約2500円)で購入した。

家に帰って開けてみたら、肉の量は多かったが一部は脂身がまるごと入っていて吐き気がするほど。ほかの5~6切れも全部筋だらけで嚙み切れなかった」とし、最後に「半分以上残して捨てた。私の499台湾ドルが。マジでムカつく」と不満を爆発させた。

ところが、なんとロピアの台湾支社長を務める水元仁志氏がこの投稿に反応。「申し訳ありませんでした。どちらの店舗でしょうか?返金いたします。どの店舗か分からないと店長に伝えることができませんので、申し訳ありませんがお知らせください」とコメント。その後「おそらくLaLaport(ららぽーと)南港店だと思います。店長に伝えます。返金いたしますのでレシートをご持参ください」と改めて呼びかけた。

このことは台湾のネット上で話題を呼び、「すごすぎる。

総経理(社長)がネット巡回してるなんて」「総経理、大変すぎるでしょ!ネットでカスタマーサービスやってる!本当に尊敬する!」「成功する企業ってこういうこと。上の人がまずしっかりやっている、素晴らしい」「ここまで真面目な企業の幹部は初めて見た」など、驚きと称賛の声が多数寄せられた。

記事は、水元氏がこれまでにもネットユーザーに自ら返信するなど、自社関連の投稿をチェックしており、その親しみやすい姿勢から多くの人が彼を「広報が最も成功している社長」と呼んでいると伝えた。(翻訳・編集/北田)

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