2025年12月6日、韓国メディア・韓国経済は日本を旅行する中国人観光客が減少していることを受け、韓国のネットコミュニティー上で「今なら日本旅行が快適にできそうだ」との声が広がっていると報じた。

記事によると、日中関係の悪化を背景に、中国政府が日本への渡航自粛を呼びかけたことで、中国人訪日客が大幅に減少。

大阪や京都などの主要観光地ではホテル予約のキャンセルが相次いでいる。この状況を受け、韓国のオンラインコミュニティーでは「今なら日本旅行が快適にできそうだ」「混雑が減って観光しやすくなるのではないか」といった声が上がっているという。

日本の宿泊予約プラットフォームのデータによると、11月21~27日の中国発の予約件数は自粛要請前の6~12日と比べて約57%減少しており、特に関西地方で影響が大きい。大阪観光局はホテル約20軒の12月末までの中国人の宿泊予約が50~70%キャンセルされたと明かした。

記事は「韓国における年末年始の海外旅行予約では日本が全体予約の22.2%を占め、最も人気の渡航先となっている」と述べ、関係者の「中国人観光客の減少により、逆に韓国人観光客にとっては快適に旅行できる環境が期待されている」との分析を伝えた。

また、「(韓国での日本人気の上昇は)特定の国への反感というよりは、混雑の減少への期待が最も大きな原因」と言及。「日本の主要観光名所は年末の繁忙期を迎え、人がさらに集まるものと予想されるが、中国人観光客が減ると密集度が低く、観光地の入場が早く、余裕のある旅行ができるだろうという期待が出ている」と説明した。

これについて韓国のネットユーザーからは「今なら本当に日本旅行しやすそう」「中国人観光客が少ないなら行ってみたい」「どうせ行くなら混んでない時が一番。写真も撮りやすくなる」「嫌いかどうかじゃなくて、単純に人が少ない方が快適だから」「観光地はいつも混雑しすぎていたから、これはチャンスかも」「(日本は)経済的には大打撃だろうけど、旅行者目線だとありがたい話」との声が上がっている。

一方、「日本がうらやましい」「実際日本に行ったら、韓国人で混雑してる」「韓国人も中国人も変わらず、ただ『外国人観光客』だと面倒がられる」「日本に住んでいるが、実際韓国人も中国人と同じようにうるさくて迷惑だ」などの声も見られた。(翻訳・編集/樋口)

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