中国メディアの環球時報は9日、韓国について、今年の輸出額が日本に肉薄していることを受け、産業界は「追い付き追い越す」に期待していると報じた。

記事はまず、韓国貿易協会のまとめによると、今年1~10月の輸出額は、韓国が5791億ドル(約90兆3396億円)、日本が6061億元(約94兆5516億円)で、その差は2024年通年の1224億ドル(約19兆944億円)から300億ドル(約4兆6800億円)未満へと大幅に縮まり、過去最低水準となる見通しであることを紹介した。

その上で、「この躍進を受け、韓国の産業界は、韓国が初めて日本に追い付き、さらには追い越すのではないかと大きな期待を抱いている」と伝えた。

記事によると、韓国は24年上半期(1~6月)に日本との輸出額の差を一時的に32億ドル(約4992億円)にまで縮めたが、下半期(7~12月)には国際市場の変動によりその差が再び拡大した。今年に入ってからは半導体の価格と受注の回復に伴い、韓国の輸出は再び力強く反発した。

一方で、韓国の連合ニュースの分析によると、韓国の輸出額の改善は半導体産業に大きく依存していて、この分野を除外すると、今年の輸出額はむしろマイナス成長となるとも伝えた。(翻訳・編集/柳川)

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